タイへの輸出で売上を上げる

最近の円安進行の影響で、海外から商品を輸入して販売するにも利益を圧迫してきた。
タイへ日本の商品を輸出して、売上を上げられないでしょうか?

■自己紹介
こんにちは。
2012年からタイで滞在中でタイ語通訳者の能勢です。


今回は、現在の日本円とタイバーツの円安進行状況とその影響について、


そして、リスクヘッジのために日本産の商品をタイ企業へ売り込むチャンス等について解説していきますので、


どうぞ最後までご覧頂ければと思います。

■目次

タイへの輸出で売上を上げる – 現在と10年前のバーツ/円の比較

最近の円安進行で、いよいよ本日(2022年6月8日)ドル/円が1ドルあたり133円を突破してしまい、


バーツ/円にしても、1バーツあたり3.87円まで円安が進行しており、1バーツあたり4円も間近に迫ってきました。


現在、日本円をタイバーツに両替しようとしますと、タイのスーパーリッチの為替レートは下記の通りとなります。

出典:スーパーリッチ(2022年6月8日時点)


これは、1万円で2,580バーツしか得られず


逆に1万円を得るのに必要なタイバーツが2,605バーツであることを意味しています。


しかし、逆を言えば日本で販売している1万円の商品が、


タイに居住する日本人やタイ人達からすると


2,605バーツで買えることを意味していますので、


相対的に日本の物価が安くなっており、


日本産の商品の価格競争力が強くなっていることを意味しています。


この円安下では、タイを始め海外から製品を日本へ輸入して販売するには、


日本の消費者価格を上げない限り、日本の輸入者は利益がどんどん圧迫している状況となっていきます。

このチャートは、バーツ/円の10年間の推移を表したものですが、


10年前ではバーツ/円は1バーツあたり2.47円程でしたので、1万円で4千バーツ程も得られていたんですね。


上で説明した日本産の1万円の商品が10年前は4千バーツ程だったのに対し、今では2,605バーツで買える。


この10年で、日本産の商品は約35%もお得になりました。


という事は正に今、日本で生産している商品を海外へ売り込む絶好のチャンスではないでしょうか。

タイへの輸出で売上を上げる – 外貨建て資産と海外売上高

最近、現在の円安のリスクヘッジとして「外貨建て資産を持ちましょう!」


というアドバイスを良く耳にするようになりました。


もちろんリスクヘッジとして、外貨建て資産を手に入れるのも良いと思いますが、


筆者はさらなるリスクヘッジとして、


日本産の商品を海外へ輸出し販売した商品に対し外貨を獲得する方法もオススメしたいと思います。


現在であれば、PayPalなどで比較的簡単に海外へ商品やサービスに対し売上を上げられるようになりました。


また、タイは2022年6月より新型コロナによる入国規制を一段と緩和させ、タイへの入国が容易になってきましたので、


タイ企業へ自社商品を売り込み販路を拡大させる絶好のチャンスが到来していると言っても過言ではないかと思います。

タイへの輸出で売上を上げる – タイ企業への売り込みについて

それでは、どうやってタイ企業へ売り込みをすれば良いかについては、


過去にタイ企業と取引を始める方法について解説していますので、


下記の記事を参考にして頂ければと思います。

タイ企業と取引を始める方法

タイ企業と取引を始める方法についてまとめていますので、参考にして頂ければ幸いです。

また、筆者自身も現在もタイ企業との取引を継続しておりまして、


これまでにも日本の玩具を売り込みたい日本企業の通訳としてタイ企業への売り込みサポートや、


日系大手量販店のタイ進出の一部サポートやタイへの化粧品輸出サポートなどの経験もありますので、


もしタイ企業へ自社製品の売り込みをされたい企業様がいらっしゃった場合、


全力でサポートさせて頂くことも可能です。


下記に過去の経験を纏めたブログ記事を掲載いたしますので、参考程度にご覧頂ければ幸いです。

日本からタイへ玩具輸出

タイへの玩具などの製品を輸入する際のタイ側の手続きについて解説していますので、良かったら参考にされてみて下さい。

日本からタイへ化粧品輸出

タイへ化粧品などを輸入する際のFDA手続きなどについて解説していますので、良かったら参考にされてみて下さい。

タイへの輸出で売上を上げる – まとめ

現在の円安はどこまで進行するかは分かりませんが、


リスクヘッジとして将来的に外貨を獲得する方法として海外への販路拡大を目指し、


タイ企業に自社製品を売り込みされるのも、一つのリスクヘッジの方法か思われます。


幸いタイであれば、筆者にてタイ企業への通訳も可能ですので、何かしらのお力になれるかと思います。


是非、一度ご相談頂ければ幸いです。


それでは、最後までご覧頂きましてありがとう御座いました。

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投稿者プロフィール

能勢 優治
能勢 優治
2012年よりタイに滞在中でタイ語通訳者の能勢です。
普段からタイに滞在しています。
タイでの物販仕入れ、タイOEM生産、タイ現地のご案内などしております。
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