タイで副業

タイで副業

タイで副業

ビザとワークパーミットを取得して正規の仕事を持っているけどタイで副業は出来るのだろうか。
出来るとしたらどのような副業があるのかなぁ。。。

■自己紹介
2012年よりタイに滞在中でタイ語通訳者の能勢です。

今回は、タイで正規の仕事をされている方が出来るであろう副業についてご紹介します。

この記事ではタイではどのような副業ができるのか、またはできないのかについて纏めています。

タイで正社員として正規な仕事を持っているけれども、もっと稼ぎたい方は参考にして頂ければと思います。

■目次

  1. タイで副業 – 副業は可能か
  2. タイで副業 – 副業の種類
  3. まとめ
  4. 参考記事
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タイで副業 – 副業は可能か

結論から言いますと「可能である」というのが筆者の意見ですが、いろいろと規制や制限があり気を付けなければならないことが多々あります。

  • 会社が副業を禁止している場合
  • タイで禁止されている職業はやらない
  • 想定外の費用の発生で利益がなくなる

など、日本で副業をやるよりハードルが高いと言えます。

タイで副業 – 副業の種類

それではタイで出来る副業としてはいったいどのような副業があるのか

私のこれまでの実体験も踏まえご紹介していきます。

持ち込み販売

日本からタイへ持ち込み

日本の人気商品をこっそりタイに持ち込みしてタイ人やタイ現地の日本人に販売する方法です。

日本の化粧品や食品、アパレル製品などはタイ人に人気なモノが多く

かつタイ現地の日本人も日本の食品や生活用品が必要で

タイ人や現地の日本人から依頼された商品をこっそりとタイに持ってきて

タイで販売してお小遣いを稼いでいる人もいます。

最近では日本に滞在中のタイ人がSNSなどで日本の製品を紹介し

タイにいるタイ人の友達から日本製品の受注があったら

国際郵便で発送してあげたり、日本人の知り合いに荷物を預け

タイに持っていってもらったりして稼いでいる人もいます。

しかしここで注意が必要なのがタイに入国する際の税関チェックです。

最近では、タイの税関もタイ人同士でSNSを通じ商品の売買をしていることを把握しており

空港の税関チェックがより厳しくなっています。

2万バーツ以上の価値がある商品をタイへ入国する際に持っている場合は必ず申告しなければならず

もし申告しないで見つかった場合は

数千バーツから数万バーツといった関税を徴収されますので

十分気を付ける必要があります。

タイから日本へ持ち込み

タイに進出している日系企業がタイで生産されているタイ限定品を

こっそり日本に持ち込みして販売する方法もあります。

例えば、タイ日清食品のカップラーメンです。

出典:タイ日清カップヌードル

日本では製造も販売もされていないので、日本で多少なりとも需要があります。

しかしここでも注意が必要なのが

タイの郵便局などから日本に向けてカップラーメンを発送しても

日本の税関で検査が入り、成分表や製造工程表などを提出して

検疫に合格してからでないと輸入許可が下りずに日本へ持ち込めません。

少量ならもしかしたら税関検査を受けずに済むかも知れませんが

カートン毎での日本への輸入は確実に税関検査の対象となるので

持ち込み販売で副業で稼ぐには、どうしても少量しか扱えないので小遣い稼ぎの足しにもならないのではないかと思います。

せどりや転売

最近人気なのが、タイの商店が無数に出店している週末開催のチャトチャック・マーケットで安価な商品を仕入れて

日本へ持ち帰りメルカリやヤフオクなどで転売して利ざやを稼ぐ

いわゆるタイで仕入れて日本で転売する方法です。

チャトチャック・マーケットについての参考記事を纏めていますので、良ければ下記からご覧ください。

画像をアップロード

チャトチャック・マーケットの全貌

チャトチャック・マーケットの全セクションの解説付きですので是非参考にして下さい。

ただ、安易にタイで仕入れて日本へ持ち帰ることはしない方が良いでしょう。

タイで仕入れたワニや蛇などの革製品や植物などをこっそりスーツケースに入れて日本へ持ち込むと、

もし日本の輸入税関検査でスーツケースを調べられた際に、正規の書類がなければ全て没収されてしまいます。

日本国内へ持ち込むためには、
・インボイス
・日本国政府が発行した輸入許可書
・輸出国政府が発行した輸出許可書(通称CITES)
これらの書類が必要となります。

また、上記に掲げた製品の他にも、ワシントン条約規制対象種として経済産業省のホームページから確認が出来ますので、もし自分が日本へ持ち帰りたい製品がある場合は、必ず事前に確認と準備が必要です。
経済産業省ホームページ

タイでは簡単に仕入れられる製品でも、日本への持ち込みは厳しく制限されます。

ちなみに、チャトチャックの店で「ツーリストCITES」といわれる書類を用意すると言われることがありますが、これらはほぼ全て偽物なので信用しないようにしましょう。

タイで商品を仕入れて、日本で販売するのにタイで強力なサポートをしているのが、

下記でご紹介するタカラトレードです。

日本語上級レベルのタイ人日本語通訳者によるアテンドや、上記で説明した輸出用CITESの発行も対応可能です。

タイ仕入れで物販販売なら、是非タカラトレードまでお問い合わせ下さい。

参考記事 – シャムワニ製品の日本輸入手続き

ワシントン条約規制対象種の革製品を日本へ輸入する際の流れを解説していますので、良かったらこちらの記事も参考にしてください。

また、タイ仕入れの転売で稼ぐ方法や稼げる商材については下記の記事にまとめています。

タイに住んでいるなら副業としてやらない手はないと思いますので

ぜひ確認して頂ければと思います。

タイ仕入れで転売

タイ仕入れで転売についてご紹介していますので、良かったらこちらの記事もご覧下さい。

タイ仕入れで稼げる商材

タイ仕入れで稼げる商材についてもご紹介していますので合わせてこちらの記事もご覧下さい。

フリーランス

自分の技能や知識・情報を活かして副業で稼ぐこともできます。

保険・物件エージェント

保険の販売代理人として、保険加入者を紹介すれば紹介手数料をバックしてもらえる副業もあります。

また、不動産業の賃貸物件に契約者を紹介することで

一か月分の賃貸料を紹介料としてバックしてもらえる副業もありますが

どちらかというとタイ人向けの副業なので日本人は堂々とはできません。

ただ、全く不可能かと言われればそうでもなく

実はこっそりやられている方は存在します。

しかし、保険や物件のエージェントとして働くための

ビザとワークパーミットを取得されていなければ不法就労と同じ扱いなので

見つかった場合は罰金や国外退去などの処罰を受けリスクは非常に高いと言えます。

タイ現地観光ガイド

タイ語がある程度出来れば、観光でタイに来られた日本人の方のために

現地ガイドとして案内もすることも出来ます。

観光ガイドは、受注すれば単価が高いのでこれは稼げるのではないかと思いますが、やはり注意が必要です。

保険エージェントと同様、観光案内で働くためのビザとワークパーミットを取得されていなければならず

かつ、観光案内はタイで禁止されている外国人就業禁止職種に該当するので

万が一見つかった場合は、罰金や国外退去など処罰を必ず受けます。

ITフリーランス

タイでフリーランスとして副業するなら、もっともこれが現実的ではないかと思います。

とは言っても、タイ企業やタイ人から報酬をもらう契約で副業するのではなく

クラウドワークスやランサーズなどで日本の銀行口座へ入金される方法であれば

タイ国内で税金を納める義務はないのでビザやワークパーミットを求められる必要はありません。

私も過去にタイで働いていた時は、副業としてランサーズで得たIT案件をバンコクのカフェで仕事して毎月10万円程度の収入がありました。

ランサーズへ登録

フリーランスの求人サポートサービス「クラウドテック」

ただし、タイにいながらITフリーランスの仕事を受注し、

利益が日本の銀行口座に振り込まれるようになってその利益額が年間20万円以上になった場合は、日本で確定申告をする必要がありますのでその点はご注意下さい。

日本に住所を持たない非居住者は、e-Taxを利用してタイ(海外)からは確定申告は出来ないようなので、

日本にいる間に納税管理人を選定しておくか、確定申告のために年に一度必ず日本へ帰国し税務署に行く必要があります。

おすすめプログラミングスクール

最新プログラミングスクールを纏めています。

ITフリーランスを目指されるならこちらの記事も参考にして頂ければと思います。

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おすすめプログラミングスクール

海外でも受講できるオンラインプログラミングスクールがおすすめです。プログラミングスキルを身に付け、副業収入を得られます。

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TECH::EXPERTのオンラインプログラミングスクールもおすすめです。良かったらご覧ください。

自社ブランド立ち上げ – OEM委託生産

副業としては規模が大きくなりますが、タイの工場で委託生産し自らのブランドとして日本やタイで販売することも可能です。

タイでは生産コストを抑えられますので、安く高品質の製品を生産出来ます。

ではどのような工場で委託生産が可能かここではタイで代表的な
・革製品加工
・シルバーアクセサリー
・化粧品
・ステンレスやボルト製造工場
に絞って説明していきます。

革製品加工

タイの革製品の加工店で、自分のブランド品として財布やカバン・ベルトなど委託生産(OEM)してもらうことが可能です。

しかし、上記の「せどりや転売」でも説明した通り

ワシントン条約規制対象種に該当する革製品をOEMしてもらう場合は

必ず加工店で正規のCITES発行が可能かどうか事前に確認するようにしましょう。

タイは、革製品の品質はかなり良いですので、信頼の出来る加工店と提携出来れば、きっと品質の良い自らのブランド品を立ち上げられるのではないかと思います。

ちなみに、革製品の加工店は、BTSのクルントンブリ駅からタクシーで5分程の所に位置するチャロンラット通りというところに軒並みを揃えます。

赤い矢印の場所に革製品加工店が並んでいます。

シルバーアクセサリー

タイのシルバーアクセサリーは、革製品同様に加工技術が高いので日本人にはお土産で人気が高いです。

シルバーアクセサリーのお店は、カオサンロード近くに軒並みを揃えます。

この通りに数多くのシルバーアクセサリー店が立ち並び、無数のシルバーアクセサリーが販売されてます。

中には、日本のアクセサリー店と契約しているお店もあり、タイから定期的に日本に輸出しています。

赤い矢印の場所にシルバーアクセサリーのお店が並んでいます。
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参考記事 – タイのシルバーアクセサリー

タイのシルバーアクセサリーについて纏めています。良かったらこちらの記事もご覧ください。

化粧品工場

タイの化粧品工場でも、自らのブランドとしてOEM生産してもらうことが出来ます。

化粧品に配合する成分や配合比率などを伝え、
どのような化粧品をOEMとして製造してもらいたいかを伝えれば、

自らのブランドとしての化粧品を製造してもらえます。

ステンレス製造工場やボルト製造工場

ステンレスやボルト製造工場もあります。

仕様を伝えれば、MOQ以上で仕様通りの製品を製造してもらえます。

※当社でも、高力ボルト製造工場への受注生産を受け付けております。

高力ボルト受注生産はこちらから

人材紹介

人材紹介を副業でやるには、非常にリスクが高いと言えます。

実際、お取引先の日系会社で人手が不足していると

知り合いのタイ人を紹介してくれないか、などの話がまれにあります。

タイで人材紹介会社を通して人材を紹介してもらうと

相当高い紹介料を支払わなければならないのでコストを安く済ませようと

個人に依頼されることも少なからずあるのです。

しかし、そこで個人が人材を紹介したことの対価として紹介料をもらえば

後々ばれた時に処罰される可能性は非常に高いと言えます。

人材紹介業は、通常ライセンスを取った上で営業が可能となりますので個人でやることはもちろんおすすめできません。

ただ、人材求人広告の運営だけならもしからしたら可能性があるかも知れません。

ブログやYouTuber

ブログやYouTuberなど、SNSを通じて収入を得る方法であれば

タイで問題になることは今のところはありません。

タイで副業を検討されている方は、ブログやYouTuberで稼げる自信のある人は

是非チャレンジされるのが良いかと思います。

タイでの観光用のホテルやレストランなどを紹介するのも良いかもしれません。

ブログで稼ぐためには、ブログ開設はもちろん大事ですが

収入源となるアフィリエイトサイトへの登録が必須です。

下記に、おすすめのアフィリエイトサイト3選のリンクを貼っておきます。
登録を済ませ、気に入った広告のブログ記事を書いて、売れると収入になります。

A8.net
もしもアフィリエイト
バリューコマース

ただ、ブログやYouTuberなどでタイから情報発信をされる際に、

他人の個人情報の取り扱いには十分気を付ける必要があります。

2022年6月1日より、タイの個人情報保護法が完全施行されましたので、

他人の顔や個人情報をブログやYouTubeなどにうっかり投稿してしまうと、

他人から訴えられる可能性があるのです。

下記にタイの個人情報保護法についてまとめていますので、良かったら参考にしてみて下さい。

タイの個人情報保護法について

タイの個人情報保護法について

2022年6月1日よりいよいよタイの個人情報保護法の完全施行が始まりました。それによりタイの生活がどのように変わっていくのか、タイ語の法律を翻訳しながらを解説していますので、是非ご覧ください。

本業に影響がない程度に

タイで正社員として正規の仕事がある人は

許可を得ている自らの職務以外は、手を出されない方が良いのではないかと思います。

またタイで禁止されている職種にも同様に手を出されない方が懸命と言えます。

せっかく会社で取得してもらったワークパーミットがあるので

禁止されている職種で副業がばれて、強制送還されては元も子もないですから。

まとめ

まとめますと、タイで副業を考えるなら以下の通りになります

  1. 正規のワークパーミットの範疇を超えての仕事は処罰の対象になる。
  2. 自らのブランドを立ち上げて販売すること
  3. ITフリーランス、ブログやYouTuberであれば副業としては可能性がある。

タイと日本で輸出入するような副業は、CITESなどの輸出入許可書が必要になったり、日本へ輸入する際も製品の成分表や製造工程表を求められたり、検疫検査を受け検査に合格した製品のみ輸入出来るといったハードルが高いと言えます。

以上です。
どなたかの参考になれば幸いです。

参考記事

参考記事 – タイで副業で稼ぐには

タイで副業で稼ぐ方法について第2弾として記事を纏めています。合わせてこちらの記事もご覧ください。

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投稿者プロフィール

能勢 優治
能勢 優治
2012年よりタイに滞在中でタイ語通訳者の能勢です。
普段からタイに滞在しています。
タイでの物販仕入れ、タイOEM生産、タイ現地のご案内などしております。
タイ語通訳が必要な場合はお気軽にお声掛けください。
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