タイのバイタクには気をつけよう

タイのバイタクには気をつけよう

タイのバイタクには気をつけよう

タイで走っているバイクは危ないなぁ。平気で歩道を走っていたけど何も罰則とかないのかな。

■自己紹介
2012年からタイに滞在中でタイ語通訳者の能勢です。


今回は、タイで便利な交通手段だけど危険な乗り物「バイタク」ことバイクタクシーについて解説していきたいと思います。


もし歩道で走っているのを見つけたら、必ずナンバープレートと共に写真を撮っておきましょう。


タイの新たな副業になりそうですよ

■目次

タイのバイタクには気をつけよう – バイタクの乗り方

タイのバイタクには気をつけよう
アソークのモーターサイの料金表

タイの交通渋滞は世界で二番目にひどいとか、という話を聞いた事がありますが、筆者もこれまでタイの交通渋滞を身に染みて経験してきました。


そこで便利な交通手段が、
・バイタク
・モーターサイ
・モタサイ
いろいろ呼び名はありますが、バイクタクシー・サービスです。


バンコクの各所にバイタクの乗り場があります。


上の画像のような料金表がどこにも掲げられているかと思います。


そしてその料金表の近くにはオレンジ色のベストを来た運転手が黄色のナンバープレートのバイクに乗って待機しています。


オレンジ色のベストを着用している
ナンバープレートは黄色


バイタクに乗る際は、この二つの条件を満たしたバイクに声を掛けましょう。


それ以外ではバイクタクシーのサービスをしていないです。


また、基本的にバイタクの運転手は英語が得意ではないので、タイ語で行き先を告げる必要があります。


もしくはグーグルマップを示せば、連れて行ってくれると思います。


料金は最初に聞いても良いかと思いますが、バイクを降りてから料金を聞いてお金を支払えば良いかと思いますが、法外な金額を請求されないためにも、次の項目をご覧下さい。

法律で定められている料金体系

タイのバイタクには気をつけよう
出典元:VOICE TV

実は、バイタクの料金は適当に決めているのではなく、法律によって規定されています。


上記のタイ語の画像はバイタクの料金体系を定めた法律を要約したものです。


料金の部分のみ翻訳すると、下記の通りになります。

バイタクの料金体系


0〜2キロメートル:料金25バーツ

2〜5キロメートル:1キロメートルあたり5バーツ

5〜10キロメートル:1キロメートルあたり10バーツ

15キロメートル以上:1キロメートルあたり10バーツ、もしくは同意した金額

そしてもしこの料金体系を守らなければ2,000バーツを上限に罰金が制定されています。


もしバイタクに乗られてお金を支払う際に法外な料金を言われたら、上の画像を運転手に見せましょう。

ヘルメットは着用する?着用しない?

タイのバイタクには気をつけよう

基本的にはバイタクに乗る際にはヘルメットは着用しない事が多いです。


が、ヘルメットを着用しなくて良いという法律があるわけではなく、ヘルメットは着用しなければならないという法律がきちんとあります。


ヘルメットを着用しないのは、単純にバイタクの運転手が面倒でお客さんに着用させないのですね。


しかし、もし乗客にヘルメットを着用させないで警察に捕まった場合は、運転手は500バーツを罰金として支払わなければなりません。


たまに路上で警察による検問が実施されていて、運転手からヘルメットを着用するよう渡される時がありますが、もしそこでヘルメットの着用を拒否して検問に引っかかった場合は、乗客であるあなたも罰金を支払うことになりますので、基本的にはきちんとヘルメットは着用しましょう。


ただし、バイタクの運転手が渡してくるヘルメットは使い古されていて臭いんですよね。


筆者も何度か嫌な思いをしながらヘルメットを着用した経験があります。


それにタイのバイタクの運転は危ないですし、交通状況も渋滞していると無理やり走り抜けようとする他のバイクとぶつかりそうな時は多々あります。


ご自分の命を守るためにも、ヘルメットは必ず着用した方が良いと言えます。


しかしヘルメットは大きくて、わざわざ持ち歩くのも大変ですよね。


そこでおすすめなのが「収納式ヘルメット」です。

タイのバイタクには気をつけよう

コンパクトに収納できるので、カバンなどに入れておけば、いざバイタクに乗ろうとする時に瞬時に着用する事ができます。


タイに行かれる前に事前に用意しておきたいところですね。

もしバイタクが歩道を走っていたら

もしタイにいる間にバイクが歩道を走っているのを見掛けたら、ナンバープレートの写真を撮ってしまいしょう。


タイの法律ではバイクでの歩道の歩行を禁止しています。


これはバイタクのみならず全てのバイクに当てはまる事ですので、バイクが歩道を走っていたらナンバープレートの写真を撮り、それを自治体に届け出ます


これは警察では受け付けてくれないので注意しましょう。


すると、自治体から運転手への罰金の50%を上限として謝礼金としてもらえます

上の画像のタイ人男性は、実際に4台ものバイクが歩道上で走行しているのを発見して、ナンバープレートを写真に収め自治体に届け出たところ12,000バーツももらえたとの事です。


これは新たなタイの副業になりそうですね。

自治体への報告の手順

では、実際にバイクのナンバープレートを写真に収めた後にどうすれば良いのかについては、とにかく日時と写真を自治体に報告しましょう。

ウェブサイト
⇨ライン⇨@ebn6703w
⇨メール⇨citylaw_bma@hotmail.com
Facebook
⇨[MAP]

報告は基本的にタイ語での報告となりますので、タイ語が分からない方は、タイ人の知り合いや恋人などに対応してもらっても良いかと思います。

注意点

一点だけ注意点がありまして、バイクを写真を撮る際や自治体へ報告する際に、誰が写真を撮ったかについては、気付かれないようにしましょう。


性格の悪いタイ人は報復してくる恐れがあるので、絶対に身分を隠して報告するようにしましょう。

まとめ

如何でしたでしょうか。


交通渋滞時にはとても便利なバイタクですが、事故が起きないという可能性はゼロではありません。


私もバンコクでの生活は長いですが、都心部にも関わらず事故で倒れているバイタクの運転手とお客さんも2, 3度目撃した事があります。


バイタクのサービスを利用される際は、必ず持参の収納式ヘルメットを着用するようにしましょう。


ご質問がある方は、下記のお問い合わせよりご連絡下さい。

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投稿者プロフィール

能勢 優治
能勢 優治
2012年よりタイに滞在中でタイ語通訳者の能勢です。
普段からタイに滞在しています。
タイでの物販仕入れ、タイOEM生産、タイ現地のご案内などしております。
タイ語通訳が必要な場合はお気軽にお声掛けください。
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